2011年01月23日

脳科学と芸術との対話

1/21脳科学と芸術との対話。定員250名のところ、290名くらい?申込があったそうです。
参加者は20~30代くらいの男性が多い印象。女性もちらほら。
講演40分、対談45分。

前半の講演(セミール・ゼキ様)は英語。
私は自動翻訳機の使い方が分からなくて、そのまま拝聴。
(※渡された資料の中に、使用法説明の紙もありましたが…)

ゆっくり聞き取りやすく話しているようでしたが、
分からない単語頻出で、話の中身は分からず仕舞い。

休憩時間中、対談用にOGATA(有限会社オガタ)のイス複数登場。
去年メディアテークのイベント(12/23-26光のひろば)でご覧になった方も多いんじゃないでしょうか、と紹介。
尾形欣一様自身も呼ばれて登壇、一言あいさつ。

後半の対談(セミール・ゼキ様、宮島達男様)は、自動翻訳機を通じてのQ&A。
(ここでようやく翻訳機を使用。↓うろ覚えです)

例えば、
ゼキ様の問い「アートとフィロソフィーとどちらが先(重要)ですか?」(英語)
宮島様の答え「コンセプトが先にある作家と、作品制作が先にある作家がいる。
自分の場合、制作時にコンセプトが3つある…」(日本語)

などなど、こうした問いと答えが噛み合っているのかどうかよく分からない。
翻訳機の日本語が高速過ぎてなんだかよく分からない。
さらにカント、ショーペンハウエルなど出てきて気が遠くなりそう。

ただ、
作品にどこまで手を加えるか、どこで完成にするか、という話のあたりは、
映画「ハーブ&ドロシー」でそういうシーンがあったなぁと思いました。
(作家の方がこれからまだ手を加えると言っている作品について、
ハーバートさんがここで止めたほうがいい、と主張するあたり)

ゼキ様の問い「もし、既に完成した作品を直していいといわれたら、どうしますか?」
宮島様の答え「完成した作品は自分の娘のようなものだから、作り直すことはしない」

あと、宮島様が
「先ほど、“美は脳の中にある”というお話が出てきましたが、
自分の "Art in You" というコンセプトに通じるところがある」
…という風なことを仰っていて、おそらくこの対談の重要な部分なのかなという気がしました。
(でも講演内容を分かっていないので、なんとも…)

総じて(言語・知識面で)難解な印象でしたが、
これは市民向け(市外・県外からも参加可)の無料イベントで、
誰でも参加できる、というのは素晴らしいと思います。